職種紹介

東芝の顔として、世界中に東芝ブランドを届ける営業、要素素材をお客様にとって価値あるカタチへ昇華させる開発設計、地球環境にやさしい最先端技術を生み出す原動力である研究、製品をシステム・サービス面から支える営業技術、製品のライフサイクル全体を通し高品質を生み出していく品質保証、メーカーの原動力となる製品の生産計画を担う生産管理などの職種があります。

研究は、従来技術の延長線上にはない未来の社会を変えうる技術を、中長期的な視点で深耕することが狙いです。時には結果が出るまでに長い年月を要することもあり、社内だけでなく、(株)東芝や東芝グループ会社、協力会社、研究機関等と共同で研究することもあります。一方、応用研究は先端研究で得られた知見をもとに、新たな価値を生み出す最先端の要素技術を創り出すことが目的です。

開発設計は、マーケットニーズに対応した次世代の製品やサービスをカタチにすることが目的です。「自ら将来のマーケットニーズを予測し、次世代製品・サービスを開発する」スタイルと、「顧客から直接ニーズ・課題を聞き、オーダーメイドの次世代製品・サービスを開発する」スタイルがあります。時間やコストなどの制約がある中で、顧客ニーズに合った製品・サービスをつくることが必要です。

品質保証は、製造された製品が仕様・機能を満たしているかを管理し、問題がある場合は原因調査を行います。製品の品質だけではなくブランドイメージも守るという責任を担う職種です。東芝グループでは国内外の製造部門および調達取引先、保守・サービス会社、製造委託会社と連携し、製品の開発・設計・製造から廃棄に至るまでのライフサイクル全体の品質向上に取り組んでいます。

営業技術は、お客様とニーズ・課題を共有し、さまざまな技術を組み合わせて、その課題を解決するためのシステム・サービスを提供します。電源システム、駆動システム、車両システム、車両情報システム、電力システムなどの多種多様なシステムがあり、幅広い知識と技術が必要です。

製品を製造するための工程管理から製品の完成、出荷までの流れを管理します。製品の製造に関する国内外の製造委託会社や予実算・経営指標の管理が主な仕事です。また、特定の製品をつくるために導入すべき技術と必要な人員、予算を決定し、経営層に提案します。そのため、製品の生産高や棚卸資産、回転率など現状を示す数字を精密に検証し、現場に即したより効率的な生産システムの考察が必要です。

お客様の声を社内の関係部門にフィードバックし、新製品のスペックや課題解決につなげます。また、それらの活動を通じ、営業戦略の立案、引き合い、受注などを行います。鉄道システムなどインフラ系の製品やサービスを担当する営業は、官公庁や自治体、民間鉄道事業者様がお客様となり、長期的な計画によるものが多いため、お客様への情報提供や収集も仕事の一つです。

事業運営に関する総合的戦略の企画、立案、調整、経営全般に関する社内外からの情報収集、調査、分析や、既存事業の見直しによって効率化や収益拡大戦略を策定。自社資源（技術力・専門ノウハウ・ネットワーク）などを活かした新規事業のプランニングが仕事です。新ビジネス創造のため、社内外関係先・経営層への提案を行います。他社と提携して事業を推進することも多く、コミュニケーションは不可欠です。

調達は、製品を製造する国内外の製造委託会社が必要とする納期で、必要な品質の用品を、より低価格で調達する活動を行います。国内外の取引先に製造を委託するための契約の締結から、用品発注、支払い完了までを担います。収益に直結する仕事で、コスト削減のためさまざまな手法を駆使して最適な購入方法を検討し、各種交渉・契約を行います。取引先や関係先の間に立ち、粘り強い交渉が必要になります。

法務は、他社と締結する契約の確認、法務情報の提供に加え、リスク・コンプライアンス管理体制構築や契約書チェックなどを行います。
人事・総務は、採用や育成・研修などを通じた能力開発を促し、安心感と高いモチベーションをもって仕事に取り組める諸制度の企画・運用を推進。社員が能力を最大限に発揮できる環境づくり、法令の管理、安全・健康・防災活動などを担っています。

経理は、会社全体の動きをお金の面から把握・コントロールし、今後、事業としてどれだけお金を生み出し、それをどの分野に投資していくか、経営層の議論をサポートし、社内の調整を図る役割を担う仕事です。決算・業績管理と予算などの編成や税務申告、国内外に対するお金の支払や回収管理を推進。さらには各現場に対する正しい経理処理の指導、企業価値向上に向けた提言、目標原価の実現に向けた提言などを行います。