海外営業担当
仕事への思い
身近な社会インフラだからこそ、
楽しさと厳しさの両方を持ち続けて仕事に取り組みたい。
私が留学生として来日したのは1990年のこと。1995年に大学院を修了して某製造メーカに就職し、2004年から2年間、母国の中国で駐在勤務を経験しました。その後、当社に転職した訳ですが、某製造メーカ時代も今も、日本と中国の橋渡し役になりたいという思いに変わりありません。
鉄道は、私たちにとって最も身近な社会インフラの一つです。身近な存在である以上、乗客に対する安全性と快適性、安定した運行について、鉄道事業者様の目線でとことん追求しなければなりません。一言で「鉄道」と言っても関わる分野はとても多く、前職以上に楽しみを感じられる反面、自分に厳しくなければならない仕事です。会社にいる以上、この気持ちだけは忘れず、これからも持ち続けていきたいと思っています。
会社での立場
世界各国のお客様にアフターサービスを提供。
留学時代の経験は今の仕事に生きています。
新幹線技術に代表されるように、日本の鉄道技術は世界トップレベルです。私は、諸外国のお客様からのそのような声をよく耳にします。当社の海外営業部は、(株)東芝が海外の鉄道事業者様に納めた車両のアフターサービスを担当しています。車両に使われる各種電気部品や空調装置用部品の調達・販売、車両保守提案、修理などについて、お客様と交渉しながら進めていきます。
海外営業部は、中国・シンガポール・マレーシアを中心としたアジア地域担当と、その他、北中南米、欧州、アフリカ、中近東、オセアニアなどに担当が分かれますが、私は主にアジア以外の地域を担当しています。留学生時代に、他国の学生と交流した経験もあったことから海外営業部を志望しました。今は、案件を取りまとめるグループリーダーとして業務していますが、その時の経験はとても役立っています。
当社の魅力
部内の結束、他部門との連携、
絶妙なチームワークでお客様からの難題にも対応します。
海外のお客様とのやりとりでは、短納期のリクエストがとても多く、夕方に連絡があり翌日の訪問というケースはしょっちゅうです。しかし、一刻も早くトラブルを解消したいお客様の気持ちは理解できますので、いち早くスタッフを現地に手配して対応します。
このように、お客様に対して真摯な姿勢を崩さず、皆が気持ちを一つにして信頼を維持していくことが当社の魅力でもあると思います。このようなまとまった気持ちは仕事上のチームワークにもつながり、グループリーダーの私が出張中でも、別のスタップがきちんとサポートしたり、実施中のプロジェクトで技術部門のアドバイスを受けたりしたりして、海外営業部全体が一枚岩で機能しています。チームワークの良さは、案件の受注につながるだけでなく、それ以降のお客様との信頼関係構築にもつながるので、私は何よりも大切にしています。
私のオフタイム
私の「オフ」のキーワードは、旅行、ドライブ、温泉、グルメ。
これらが、仕事を頑張れるエネルギー源ですね。
旅先で新鮮な空気を味わい、その土地の美味しいものを食べてリフレッシュすれば、次の仕事への意欲がわいてきます。
未来とやりがい
初代部長から教わった営業スタイルを、
若い皆さんにしっかり受け継いでもらいたい。
私が配属されてすぐの頃、当時の初代海外営業部長からの指示でアルゼンチンの鉄道事業者様を担当することになりました。交渉相手は主に商社でしたが、結果的に受注につながり、その後私が仕事に自信をもって取り組めるきっかけになった案件でした。
転職前は人事、経理、秘書業務を行っていたので営業経験は全くなく、営業業務に対する苦手意識もありましたが、部長は「お客様の懐に入るコツ」「お客様と接するときの態度、服装、持ち物」など、ご自身の経験で得たことを逐一伝授してくれました。この方との出会いがなかったら、今の私は無いと言っても過言ではありません。
海外営業部に所属する若手社員の教育係も担当していますが、初代部長から教えていただき、吸収したことを海外営業部のポリシーと思い、私が後輩に伝えることが使命であり、やりがいだと思っています。