事業案内

鉄道交通システムの「ホームドクター」を目指して

当社はこれまで東芝の鉄道事業で培った技術・経験・実績にCPS技術を組み合わせ、付加価値の高いサービス・ソリューションを提供して、循環型ライフサイクル・ビジネスを構築します。

東芝が提供する鉄道交通システムのアフターサービスを通じて
お客様目線と現場力で課題を解決する鉄道交通システムの「ホームドクター」を目指します。

[イメージ] 鉄道交通システムの「ホームドクター」カンパニー
  • ※ CPS(サイバー・フィジカル・システム)
    CPSとは、実世界(フィジカル)におけるデータを収集し、サイバー世界でデジタル技術などを用いて分析したり、活用しやすい情報や知識とし、それをフィジカル側にフィードバックすることで、付加価値を創造する仕組みです。

鉄道事業者様に納入された鉄道車両は、20~30年、あるいはそれ以上の年月使用されます。
また、最近では日本で役目を終えた鉄道車両が、海を渡って、東南アジアや南米などで使われ続けることも珍しいことではなくなっています。
安全・安心に車両が運行し続けるために、当社はアフターサービスの分野でサポートします。
部品の経年劣化に対する予兆・予測技術や効率化・最適化・省エネ技術などにより課題を解決します。

[イメージ] 鉄道車両の経過年数と性能水準(イメージ)
  • ※ この図は、鉄道車両の経過年数と、性能水準の変化のイメージを示したものです。
    維持管理状態や、予防保全/リニューアルの対応方法などにより、実際とは異なる場合があります。

車両用の電気品が、導入当時の性能を回復するよう、適宜予防保全を行います。
予防保全の延長として、最新の技術を適用した、機能追加や新しい部品への置き換え(リニューアル)を実施する場合もあります。

主な保守取扱製品

車両システム

クリックすると用語の説明が表示されます

[イメージ] 車両システム

  • 車両情報システム/保安装置
  • 空調システム
  • 電源システム
  • 交流電気車用駆動システム
  • 直流電気車用駆動システム

[イメージ] 車両システム

車両情報システム/保安装置 空調システム 電源システム 交流電気車用駆動システム 直流電気車用駆動システム

車両情報システム/保安装置

東芝は信頼性の高いCPUと高速な伝送システムを採用した車両情報制御システムを提供しています。
車両搭載機器の高効率な制御や安全な運転、よりよいお客様への案内サービス等のための機能が統合されています。
またそれらの運転や保守に関する情報を車両-地上間で通信し、情報共有を行う統合システムを提供しています。
保安装置には信頼性が高くフェールセーフなCPUを採用して自動列車制御装置(ATC)や自動列車停止装置(ATS)、自動列車運転装置(ATO)を提供しています。冗長系構成により安定な運用を支えています。運転台に設置される主幹制御器(マスコン)では多様な指令方式の車両に搭載可能で、メンテナンス性、信頼性、操作性に優れた無接点マスコンを提供しています。

空調システム

鉄道用空調装置の先駆者として東芝は国内外合わせて既に12万ユニットを越える空調装置を納入しており、車両形態に応じ小容量から大容量まで様々な空調装置を取り揃え、快適空間を創出する空調装置を車両形状に合わせて提供しています。
現行の全ての最新機種には、環境に配慮したHFC系冷媒(塩素を含まず水素を含んだフルオロカーボンでオゾン層を破壊しない新代替物質)を使用した製品を用意しています。

電源システム

東芝はさまざまなニーズに対応できる充実した電源システムのラインナップを用意し、高いレベルの旅客サービスを支えています。国内外での納入実績も豊富です。東芝の電源システムは高い過渡応答性と安定した制御に加え、小型軽量、低騒音を実現しています。
70kVA~260kVAまでをカバーする2レベルSIV(Static Inverter:静止型インバータ)、高効率な3レベルSIV、冗長性を考慮した待機2重系SIV、SIV故障時に主電動機駆動用のインバータが補助電源供給用に切り替わるデュアルモードSIVなど、様々なラインナップを取り揃えています。

交流電気車用駆動システム

交流き電区間を走行する車両用駆動システム関連の製品です。
新幹線をはじめとする高速鉄道、在来線など国内外の交流電気車用システムとして提供しています。
東芝の交流電気車用駆動システムは、小型軽量化や低騒音化、省エネルギー化が図られた高性能機器で構成されています。
メンテナンス作業も簡素化され、信頼性の高い主変換装置(CI:Convertor Inverter、コンバータ インバータ)をシリーズ化しています。

直流電気車用駆動システム

直流き電区間を走行する車両用駆動システム関連の製品です。
東芝はこのシステムで長い歴史を持ち、メンテナンスの簡素化・小型軽量・低騒音・省エネルギー・高信頼性のVVVFインバータをシリーズ化しています。
制御方式はベクトル制御を用い、応答性の良い高精度のトルク制御を実現しています。
近年では永久磁石同期電動機(PMSM)、全閉主電動機など高効率な主電動機にて構成したシステムを通勤車両および地下鉄車両に多数納入しています。

試験装置

各種試験装置

[イメージ] 各種試験装置

各鉄道事業者様で実施している電気品(主回路・補助回路・保安装置用など)の検査・メンテナンスに使用する試験装置の開発・製造・販売を行っています。

車両機器総合試験装置

[イメージ] 車両機器総合試験装置

旧来の“単独動作型試験装置”からIoT・グローバルネットワーク世代に対応した試験装置づくりに取り組んでいます。故障記録の収集からデータ解析エンジンを利用した故障解析・部位特定まで、クラウドシステムを介して高度な解析支援サービスをIoTクラウドシステムとの連携で実現します。

ワークフロー

製品導入後、次のような仕事の流れで予防保全・リニューアルまで進み、次の製品導入へ繋がっていきます。

クリックすると用語の説明が表示されます

[イメージ] ワークフロー

製品導入 保守・メンテナンス 修理 保全計画 劣化診断 提案 リニューアル 予防保全 開発 設計 調達 製造 試験・検証

製品導入

東芝より新車向け・更新車向け等に新規製作した製品・システムが納品されます。
車両システム向け製品・サービスが、当社の主な取扱い品となります。

保守・メンテナンス

鉄道事業者様にて各装置や細部の部品に至るまで、法令に基づいた徹底した検査・修繕が行われます。
当社では定期交換部品の供給や、メンテナンスの指導等を行っています。

修理

鉄道事業者様にて故障品が発生した場合の、調査・修理対応も行っています。
故障品の調査・修理データは予防保全にも反映し、必要があれば鉄道事業者様へ提案します。

保全計画

車両への機器導入から更新・廃車になるまでの間、消耗品や寿命のある部品について事前にリストアップを行い、鉄道事業者様のメンテナンス周期に合わせて部品交換ができるよう計画を立てます。

劣化診断

予防保全提案前には実際に車両を調査し、車両用電気品の状態を確認します。

提案

劣化調査を基に今後の運用年数や故障状況、劣化状態を考慮して、最終的な予防保全メニューを決定し、鉄道事業者様へ提案します。

リニューアル

予防保全の延長として、最新の技術を適用した、機能追加や新しい部品への置き換えを実施する場合もあります。

予防保全

鉄道車両は耐用年数が長く、車両用の電気品も20年以上使用する場合がほとんどです。
車両用の電気品に使用されている電気・電子部品は15~20年で期待寿命を迎えるため、劣化が始まる前に電気・電子部品を交換することで装置としての延命を図り、安全安定輸送を支えていく必要があります。当社では劣化故障が発生する前に、電気・電子部品の補修・交換による予防保全をJR各社、公民鉄、海外の鉄道事業者様に提案しています。

開発

市場のニーズに対応した次世代の製品やサービスをカタチにすることが目的です。
「自ら将来のマーケットニーズを予測し、次世代製品・サービスを開発する」スタイルと、「顧客から直接ニーズ・課題を聞き、オーダーメイドの次世代製品・サービスを開発する」スタイルがあります。

設計

車両用の電気品が、導入当時の性能を回復するよう、部品の改廃を含む電気設計を行います。
併せて構造設計やソフト設計が必要な場合もあります。

部品手配・製造

必要な部品を調達し、製品の製造や改造を行います。

試験・検証

製造された製品が仕様・機能を満たしているかを試験・検証により確認します。

世界に広がる東芝の鉄道技術

国内はもとより、世界中に展開されている東芝の鉄道交通システムをサポートしています。
安全・安心・高品質を常にご提供し続けることで、世界中のお客様と社会の発展に貢献してまいります。

[イメージ] 世界に広がる東芝の鉄道技術

CPS技術への取り組み

当社は東芝グループが目指す、フィジカルとデジタルを融合させ、産業分野でのデジタルトランスフォーメーションをリードする、CPSテクノロジー企業の一端を担っています。

鉄道車両は長期に使用されますが、さらに鉄道事業の歴史も長く、それらのことが保守の仕組みを複雑にしており、営業運転中の車両故障対応や交換部品の手配を難しくしています。これらの故障対処にまつわる鉄道事業者様やサプライヤーの悩みを解消するソリューションの開発に取り組んでいます。

[イメージ] CPS技術への取り組み

このページのトップへ